診療情報管理室
診療情報管理室のご案内
診療情報管理室は、2004年(平成16年10月)に新設されました。
診察時において発生した診療録(各種同意書類と電子カルテ)と情報を管理・保管している部署です。
入院診療録より、さまざまなデータを抽出し、各種統計資料の作成や情報の質の向上を目指し業務を行っております。2006年(平成18年)からのDPC(入院医療費包括支払い制度)導入に伴い、入院中の治療時情報を医師、看護師、医事課と連携し様式1を作成する作業を行っております。
現在は、スタッフ10名(診療情報管理士7名)、パート2名(診療情報管理士1名)で業務を行っております。
診療情報管理士について
診療情報管理士とは、診療録及び診療情報を適切に管理し、そこに含まれているデータを加工、解析、編集し活用することにより、医療の安全管理、質の向上及び病院の経営管理に寄与する専門職です。医療の質の向上に努めている病院にとって、診療録に含まれているデータや情報は、診療上からも、研究上からも、病院経営からも大変重要なものとなります。その価値を最大限に発揮し、これを病院の公式記録としてしっかり管理するよう努めております。(社)日本病院会は、1972年から基礎過程・専門課程 各1年(計2年)の通信教育により、診療情報管理士の養成課程を開講しました。四病院団体協議会及び(財)医療研修推進財団による認定資格です。近年は、医療系の大学や専門学校で診療情報管理学科が新設され、専門職としても認知され始めました。
業務内容
・入院診療録(カルテ)の管理・保管・貸出・返却・アリバイ管理
・入院診療録の記録監査
・国際疾病分類ICD-10による疾病コーディングのチェック
・DPCにおける様式1の作成
・院内がん登録・全国がん登録(ケースファインディング・登録・提出作業)
・個人情報保護関連(カルテ開示等)
・診療情報の加工・分析・編集
・退院患者統計
・誤登録カルテの管理
・電子カルテの文書管理
・傷病名マスタに関する保守(情報システム課と共同で)
・CD-R(画像データ)の管理・保管
・スキャン業務
今後スキャナセンターを開設し、紙運用情報の中央管理化を検討しています。
そのためには、文書の不備がないよう病院全体での取り組みが不可欠です。
各セクションと、連携を取り迅速で、正確な対応を目指していきます。