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院長挨拶

小張総合病院は「医療内容の充実と地域に密着した心の医療の実践」を基本理念とする、350床の急性期病院です

 令和6年度を迎え、ご挨拶申し上げます。

 本年の干支である甲辰(きのえたつ)は、
「成功という芽が成長していき、姿を整えていく」と言った縁起の良さを表しています。
ただ残念ながら、令和6年に入り、いきなり能登半島を中心に大地震が起こり、またその支援に向かおうとしていた飛行機の重大事故が発生しました。
あらためまして、ご不幸に遭遇された方々やご家族の方々に哀悼の意を表します。

 周知の如く、昨年5月より新型コロナ感染症が感染法上、一般の風邪ウイルスなどと同じ部類に下げられました。以後多少の感染拡大は認めますが、今まで抑制されていた国内外の人的交流が増加し、医療従事者にも学術や学会活動が増え始めたことは大変喜ばしいことであります。

 さて、2035年まで救急医療の需要が最高潮を持続することが、有識者らにより提言されています。すなわち日本全体の救急医療施設がこれからの約10年を如何に対応するかが問われています。当院におきましても、コロナ患者を含めまして、救急外来も増加傾向にあり、病院発足以来、昨年は年間の救急車の搬入が4,526台と過去最高の受け入れを記録しました。このように、当院が千葉北西部地域の基幹病院であり、この地域の救急医療を担う使命感をあらためて感じます。当院の理念にある「医の原点は救急医療にあり」を受け継ぎ、できる限り地域医療を守る所存です。

 また、今年度から全国で働き方改革が導入されます。医療の現場では以前より、長時間労働の常態化による労働参加率低下が指摘されていおり、救急医療の従事者の労働が制限されることが予測されますが、早めに人材を確保し、効率の良い労働環境に整備したいと考えています。

引き続き、患者ファーストの医療を実践して参りたいと思います。皆様のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

 

 2024年4月1日

院長  相川 竜一

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